Chikuwaのつぶやき

クラシック音楽、言語、ドイツ、物理など、雑食性です

クラシック音楽

ルツェルンフェスティバル2021の思い出

2021年9月10日(金)、ブロムシュテット指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴くため、スイス・ルツェルンへ電車で旅行した。プログラムはシューベルトの未完成と、ブラームス4番。オーケストラが本当に一つの生き物になって客席に迫って…

「日本人の脳」角田忠信(大修館書店)

脳は左右に分かれていて、左脳は主に論理的、右脳は主として感覚的な処理を担っている...というのは聞くことの多い話です。この本ではそこをさらに深く探り、脳がこなす数多くの処理のうち「音」について、「日本人と西洋人の違い(正確には母語による違い)…

モーツァルト ピアノ協奏曲20番(1785)

オーケストラやクラシック音楽に馴染みない方へ。名曲・名演を簡単に紹介するシリーズです。今回はモーツァルト作曲、ピアノ協奏曲20番です。可能ならパソコン等大きな画面でぜひ見てほしいです。 www.youtube.com ピアノ協奏曲 協奏曲というと基本的には…

ブラームス 交響曲第4番(1884-85)

オーケストラ・クラシック音楽に馴染みのない人にも「あ、なんかいいな」とポジティブな印象を持ってもらえるよう、いくつか簡単に曲紹介をしてみたい。 ブラームス4番 僕の好きな交響曲ランキングでもトップ3に入るブラームスの名作。大学オーケストラで…

音楽家と共鳴すること。ストリーミングサービスを考える

料理人としての音楽家 音楽を料理に例えることがよくある。音楽が料理なら、音楽家は料理人だ。歴史をたどってみると、ハイドンやモーツァルトは王様や貴族に仕える宮廷料理人(それ以外に音楽家が収入を得る方法があまり無かった)で、ベートーベン以降の作…