Chikuwaのつぶやき

クラシック音楽、言語、ドイツ、物理など、雑食性です

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

幸福について(ショーペンハウアー、鈴木芳子訳)

割とこなれた翻訳がなされているようで、硬いイメージのある哲学書でありながら筆者が自分と等身大で話しているような親しみやすさのある訳だった。「人間の人生は苦痛と退屈の間を行き来している」という基本的な人生観にはハッとさせられた。確かに義務・…

日本語の字と読み方の乖離について

ドイツ語を学んでから英語を見返すと、発音とつづりの乖離が甚だしくて驚く。英語の文章を書いていてneighbourとかcolleagueのスペリングが怪しくなることはあるが、ドイツ語のNachbarやKollegeは迷わずに書ける。こういう違いを、「ドイツ語は英語よりもpho…