Chikuwaのつぶやき

クラシック音楽、言語、ドイツ、物理など、雑食性です

ヴルカヌス・イン・ヨーロッパとの出会い

以下は当時の日記。共感する学生がいたらぜひヴルカヌスを検討してほしい。

2018年6月11日

ヴルカヌス・イン・ヨーロッパプログラムの存在を知った。
www.eu-japan.eu

先月に大学の留学生課が学内で説明会を実施していたようだが、それには気付かなかった。グローバルリーダー認定を大学からもらって以降、「海外ネタは自分にはもう関係ない」と思い始めている節があったが、依然外国語や海外に対する興味は尽きず、図書館のEUを特集した展示に見入ったり、8月に受けるTOEFL iBTの勉強をしたり、第九(ベートーベン)の歌詞のドイツ語を解読したりしている。そんな中で現れたヴルカヌスプログラムは、日欧産業協力センターによる語学研修4ヶ月+企業研修8ヶ月のEUでの1年間のプログラムだ。参加している大学院共同プログラムは博士課程後期までの継続を想定しているが、あと4年続けるほど研究や物性物理が好きかというとそうでもない気がし、来年3月からの就活シーズンに向けて夏季インターンにも申し込み始めている。でも今年度が終わったら1年間休学してこの海外インターンに行くのが非常に良い選択肢なのではないか。

  • 大型の経済的支援(保険・航空券・ビザ費用をカバーする返済不要の奨学金+語学学校授業料+語学研修中のホームステイ費用)
  • EUに勉強や研究をしに行くのではなく、現地で仕事をするという経験を積める。
  • それは大学を出た直後でもしばらく後でも、手に職をつける際に参考にできる経験であるし、日本・EUの企業にとっても魅力的に映るのではないか。
  • 数週間ではなく、8ヶ月やり続けることで、日本の夏休みインターンにあるような「職業体験」「現場の仕事に触れてみよう」「社員と話してみよう」と言ったふわふわしたものではなく、戦力として使ってもらえるエキサイティングなインターンなのではないか。
  • 事前にその国で必要な言語を4ヶ月みっちり勉強できるのはとても良い。英語に次ぐ第2外国語も、研修が終わる頃には日常で使えるレベルにできるかもしれない。
  • 4月始まり、3月終わりなので休学しても時間的ギャップはほとんど空かない。
  • さんざん叩かれている日本の就労状況と対比してEUでの労働がどのようなものか、しっかり見ることができる。向こうで仕事をする方が幸せかも知れない。
  • 2週間滞在し大変好きになったフィンランド仏検3級を取得し第2外国語としてのアドバンテージ(他の日本人理系学生と比べて)があるフランス、ベルギー、ルクセンブルク、音楽文化に浸れそうなドイツ、オーストリア、いずれもEU諸国である。休日に諸国を旅することも可能だろう。
  • 過去の実績を見ると、自動車関連部品を扱う企業も複数あるようだ。
  • 最初の講習と中間発表はブリュッセル、語学研修はどこ、企業研修はどこ、事後研修は東京、といろんな都市を渡り歩くのは早速グローバルな仕事という感じがしてよい。

まずは図書館でもらってきたEU教本を読み、フランス文学/外国語キャリア教育が専門の知り合いの先生とお話ししてみることから始める。